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サモン・ザ・ダークネスのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

サモン・ザ・ダークネス(2019年製作の映画)
4.0
ヘビーメタルバンドのライブ会場を目指してロードトリップに出たアレクシス(アレクサンドラ・ダダリオ)、バル(マディー・ハッソン)、ビバリー(エイミー・フォーサイス)の仲良し3人組。ラジオでは、悪魔崇拝者による連続殺人のニュースが流れている。
やがて会場に到着した彼女たちは、そこで出会った3人の男たちとライブを満喫し、近くの別荘に彼らを誘う。
暴露ゲームしてお酒を飲んで意識を失った男たちが目を覚ますと、彼らは縄で縛られ恐ろしいカルトの落書きに囲まれていた。女たちは自分たちこそが事件を起こした張本人だと話し、彼らを悪魔崇拝者の仕業に見せかけて殺して世間の不安を煽りキリスト教系の教団の信者を増やそうとする。
だが、アレクシスの継母が帰って来たり、継母が通報した警察が乱入するなど、事態はカオス化していく。
ヒューマントラストシネマ渋谷で開催の「未体験ゾーンの映画たち2020 延長戦」上映作品。
最初は、「田舎へお楽しみ旅行に行ったら、殺人鬼に襲われた」系の田舎ホラーのように見せかけて、「悪魔崇拝者の仕業に見せかけて殺人事件を起こし世間の不安を煽りキリスト教系団体の信者を増やす」という悪魔崇拝者系スラッシャーホラーの展開をひねったストーリー、継母や保安官が乱入してどんどん筋書きから外れていくスリリングな展開、ヘビーメタルのバンドのロックネタや「何故女の子は化粧するのか?」などの赤裸々なガールズトークなど、タランティーノっぽいテイストの演出がユニークなスラッシャーホラー映画。
「真実は闇に隠れてる」
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