土偶

必殺! 恐竜神父の土偶のレビュー・感想・評価

必殺! 恐竜神父(2018年製作の映画)
3.4
誰かが Twitter で見たと書いていたので鑑賞。(面白かったともおすすめとも書いてなかったが)
両親をテロで失った神父が恐竜に変身できる能力を得て助けた売春婦の女の子と一緒に悪の組織を壊滅させるべく戦う話だ。
あまりにもB級な設定を聞いてすごく見たくなった。「死霊の盆踊り」や「ピンクフラミンゴ」のような笑える Z 級映画かと思ったのだがあの高みにはたどり着いていなかった。
やたらと手ぶれがひどかったのは撮ってる人が笑いをこらえてたのかな?
ポケモンフラッシュのようにチカチカする場面もあって体調の良くない時に見たので本気で気分が悪くなった。
全てが適当すぎたが、ヒロイン女子の魅力と"she is fine"のテロップだけは痺れた。
Twitter で書いてた人のようにこんな映画を見てしまってウキーとなって他人にも見せて後悔させてやりたいという気持ちは分かる。
ありとあらゆる部分でわざと適当に作ってあるのでこの映画を見た他の人と自分の見つけた適当さを指摘し合いながら見るのが正しい見方なのかもしれない。例えばカメラにゴミがついている、ヒロインの女の子の下着が上下違う、マイクが映り込んでいる、米兵がAK を持っている、「戦争から帰ったら結婚するんだ」と発言して生き残る、などなど。
とは言え気づけばこんなに長々と感想を書いてしまうのだからそれなりに印象に刻まれる映画なのは間違いない。普通に作るのではなくあまりにも適当に作られたが故にその完成度を高めた逆説的な映画ではある。
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