プレミアムネムネム

ベルリン・アレクサンダープラッツのプレミアムネムネムのレビュー・感想・評価

3.5
Filmarksオンライン試写会にて視聴。
原作は未読。
第5部構成、上映時間は3時間。
どうやら日本では劇場の公開はされず配信のみらしい。
とにかく長いし、でも何故か惹き込まれてしまってとっても疲れた。

「善人になる、心を入れ替える」と決めたときが遠い昔のよう。あれはなんだったんだろうと思いつつ、でも生きるためには結局こうするしかないという諦めが終始ある。
でも本当にそう。なす術なんて見つからない。見つけ方が分からない。そんななかでラインホルトという人物は悪魔でありながらもフランシスにとっては光でもあったんだろうな。

「幸せを前にして強くなることを望んだ」
とあるように、目の前にあるのとないのとじゃ大違いだよね。
第三者からしたら「ラインホルトなんかととっとと縁切れよ〜😭」って簡単に分かるけど、そんなこと知ったこっちゃないよね。

にしても結局ラストはああいう恰好してないと移民(というか難民か?このへんきちんと見るの忘れた)はさっきまでのフランシスみたいになりますよってこと?きたない恰好じゃ誰もなにもしてくれないってこと?
どういうことなんだろう。


原作を調べてみると
『ベルリン・アレクサンダー広場』(独:Berlin Alexanderplatz)は、アルフレート・デーブリーンの長編小説。1929年刊。1920年代のベルリンを舞台にした都市小説で、デーブリーンの代表作であるとともに現代ドイツ文学の傑作として知られている。(wikiより抜粋)

だそう。知らなかった。
どうやら原作とは全然違うようなので、最後のフランシスの描写についてやその他もろもろ調べる必要がありそうだ。