『ブロークバック・マウンテン』的な美しい自然と羊飼いになんとも心癒される映像だった。
ジャンル的にはナチス物ですが、戦争の描写はなくストーリーの割に派手な演出もなく、心の交流がおもに描かれていて、方向性的には『さよなら子供たち』のような雰囲気。
こちらの方が穏やかで、観やすいけど。
ナチスの兵隊にも心優しい人はいて、家族を戦争でなくしていて、
村の変わり者おばさんはユダヤの子供をスペインに逃がしている。
冒頭の熊のエピソードのように別の側面からみると、それぞれ事情があるしイイ人か悪い人かなんてわからないね。的な描写がおおいと思った。
主人公の男の子がめちゃくちゃ可愛いし、なんか平然とジャン・レノがおじいちゃんでビックリしたし、内容とは裏腹に誰がみてもいい映画。