アーニャは、きっと来るの作品情報・感想・評価

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「アーニャは、きっと来る」に投稿された感想・評価

アーニャは、きっと来る
 
タイトルを意識すると少し肩透かしを食らいますが、主人公ジョーの成長物語がメインとなって展開していきます。
 
1942年、13歳のジョーは、フランス・ピレネー山脈の麓にあるナチス占領下の小さな村で、羊飼いをしながら暮らしていた。ある日、彼はユダヤ人のベンジャミンと出会い、ユダヤ人の子供たちを密かにスペインに逃がす計画を手伝うことになる。
 
まずは舞台となったピレネー山脈を背景にした、雄大な自然の美しさに心を奪われる。その美しい景色がジョーのピュアな表情と上手く調和し、ナチス映画であることを忘れてしまう。

ナチスやユダヤ人を題材にした作品となると、実話に基づいて本質に迫るようなものが多いイメージだが、本作は原作が児童文学というのもあり、村を占領するドイツ兵が必ずしも悪として描かれず、比較的優しくて見やすい作品という印象。
ただその分物足りなさも感じてしまったが、その辺は評価が分かれるところか。

ジョーを演じたノア・シュナップの繊細で透明感のある演技に魅了される。冒頭の熊に襲われる場面などは幼さが残っているが、終盤の救出作戦の場面では大人びた表情をするように。この変化を違和感なくさらりと演じ分けるのはさすが。今後がますます楽しみだ。

そしてジョーを見守る家族、村の人々、ユダヤ人、ナチスの伍長など、個性的なベテラン俳優陣の心に響く演技もよかった。
goslinK

goslinKの感想・評価

3.5
ノア・シュナップ君が美しい。

フランス南部スペインとの国境近くの山里の村で、ユダヤ人をナチスの手が届かないスペインへ逃がす手助けに関わった少年と村の人々のお話。

無事にスペインへ逃れたユダヤ人は少なくなかったようで、勇気ある人々の行動で命がつながった。
山や村の景色、自然が美しいが、国境を越える人にとっては辛い道のりで、満喫する余裕はなかっただろうね。
Teeeetasse

Teeeetasseの感想・評価

4.0
あまり重くなく楽しみやすいナチス映画。
少年とおじさんたちの関係性は「ヒトラーの忘れもの」に似ているかも
雄大な自然と民族音楽、村の暮らしも見どころあり
hIna

hInaの感想・評価

4.1
歴史について学ばずに、学ぼうとせずに、南仏に行って、フルーツやワイン、田舎料理の旅に出たいな〜とか簡単に思っていた自分が恥ずかしい。ヨーロッパに行く前に、歴史を学ぶと決めた。
戦争映画、日本の戦争映画は、軍隊、政府、天皇、家族愛にフォーカスしたものが多い?国境を越えた人間の関わりや、子供目線のものってあるかな?とふと考えた。
昨日と同じ同僚のお客さん
火曜日は堺行きと決まっている
旦那さんも一緒に乗車、京都駅に送ってから堺へ🚕💨💨💨

本日は1日ということもありMOVIX八尾を目指した
間に合わなければ「佐々木」か「泣く子はいねぇが」どちらかにしようと思っていたが何とか丁度位に到着
慌ててチケット購入🎟️入ると予告編が始まっていたヽ(^o^;)ノ






9:15上映 theater4 106席 👨2 👩3


第2次大戦中ドイツの占領を受けるフランス🇫🇷

スペインとの国境にある自然豊かなピレネー山脈の麓の村レスカン
ジョーは出兵した父に代わり学校に通いながら羊飼いとしても生活していた🐏💨 🐑💨

そんな村に逃げてきたユダヤ人ベンジャミン
彼は義理の母オルカーダに匿って貰い自身の娘を待ちながら他のユダヤ人の子供達を国境からスペインへ逃がそうと計画していた
その計画を知ったジョーは協力することになる

しかし暫くすると山奥の村にまでナチスの兵隊達が現れる。。






以下ネタバレ


南仏の美しい自然を背景に小さい村の脱出計画を描く戦争物
ナチス=悪ではない描かれ方
人里離れた村での駐屯ということもありナチス側も村には気を使い尊重している所もある
ナチスの伍長も娘を空襲で亡くしてしまいジョーとも山登りやバード・ウォッチングを通して親交心のような気持ちが生まれてくる

果たしてアーニャは現れるのか。。
子供達は無事にスペインへ逃れられるのだろうか。。

利発的でキリッとして真っ直ぐな少年ジョーが魅力的💕
山頂の山小屋もとても素敵⛰️
お互いに戦争さえなければ。。





昨日の四条畷は券無しだったがここは駐車券いるのね。。
また劇場内に忘れてしまった。。
取りに戻る😅💦
タカ

タカの感想・評価

3.7
「ドイツ軍が劣勢になった瞬間に街の人々は今までドイツ軍がしてくれた小さな親切を忘れてしまった」というナレーションになんとも言えない気持ちになった
どんなに嫌な相手であってもしてくれた親切だけは忘れたくないですね

このレビューはネタバレを含みます

墓に入れたライフル、おじいちゃんが一発食らわすのかと思ってたらユベールが最後無駄に構えて撃ち殺されて最悪だった…。

情勢によってそれぞれ人の態度や接し方が変わってくけど、ジョーはずっと中立を維持してて賢かった。

ユベールは双眼鏡を返して、伍長はカップを持って帰ると言ったけど、銃口を向けてきて上官に撃たれ死んだユベールの物をずっと持っておくって重すぎない…?最後伍長はジョーすらガン無視で山を降りていったけど、それからの事を考えると悲しすぎる。

ベンジャミンは嫌がる娘を列車に乗せた事をレアに重ねた事で1年後におばあちゃんの元に来たアーニャの立場無い感じで最後も変に寂しい感じだった。

酔っ払いの父親に対してジャンレノがジョーを庇って話すシーン、演技も良くて良かった。

CG処理と合成処理が酷くてびっくりした…。
緑

緑の感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

原作未読

スーパーヒーロー不在で人がいっぱい助かる話。
村の人たちもユダヤの人たちもナチスの人たちも
みんなが自分がやるべきことをちゃんとやる。

ロケーション最高!
空がとても青い。
緑がすごく濃い。
夜はしっかり暗い。
空撮による広大な景色。
アクションが売りの映画ばかりでなく
こういうのをIMAXやドルビーで観せろと。
リアリティはさておき、
美術と衣装もとても良かった。
ずっと眺めていられる。

犬は途中でフェイドアウトするのに
小熊エピソードは回収。
エピローグによると町ぐるみでこれまでも
ユダヤ人を逃してきたようなのに
資本主義の商店のおかみさんは少し軽率。
アーニャだけ別の時空を
通過してきたかのような成長っぷり。
劇伴は基本的に重くて
バリエーションが狭いように感じた。

オルカーダが恰好いい!
恰幅のよさも安心感があるし、
すぐ人に刃先を向けてしまうのも
守るべきもののためだとわかるから不快感なし。
ユダヤ人を逃がそうとしていることは口外無用と
ジョーに強く言っていたアンリが、
ジョーにぶつけられた不名誉な誤解を解くために
全部バラすシーンに感動。
お母さんは正しい正義感。
ジョーとアンリはごめんなさいしたほうがいい。
オルカーダとアンリは末長くお幸せに。

伍長の言動がどうとでも取れる。
ユダヤの子たちを町に入れる際、
教会の外に出てきていた伍長は
たまたま向きを変えただけなのか。
足音が聞こえて敢えて見ないように
背を向けたのではないか。
山小屋の窓を閉めた際に中に人がいるとは
本当に思っていなかったのか。
女子供を山に行かせることへの疑問を投げたのは
ほかのドイツ兵へのアリバイ作りではなかったのか。
アーニャ父と少女を引き連れて行き、
その後のことは本当に「わからない」のか。
立場上逃したことを言えないだけではないのか。
ジョーに言った「成し遂げられたんだな」の
言葉と表情の通りなら
伍長は本当に偶然あのタイミングで向きを変えただけで、
本当に人がいるとは思っていなくて、
本当に収容所に送ったことになる。
娘を愛し自然を愛する佳き父親である伍長が
この物語のスーパーヒーローではないか、
そうであってほしいと思ってしまったのは
自分の勝手な願望にすぎず、
むしろそうじゃない線が濃いことがとても良かった。
今していることに疑問を感じつつも
「成し遂げ」られなかった伍長の不憫さに涙止まらず。

中尉は怖かった。
バッハ聴いて破顔してもまだ怖い。
でも没収しかけたグリム童話を返した辺り、
きっと伍長のようにいろいろ思うところはあるのだろう。
というか、なんのかんの言っても
敵軍を組織しているのもまた「人」だから
みんないろんなことを考えているし、
いい人もいるし、悪い人もいる。
たぶん中尉も仕事に忠実なだけで
性根の悪い人ではない気がするのだけれど、
伍長のいい人さによるバイアスかもしれない。
展開が謎な場面もあるけど、ピレネー山脈と羊の群れの映像美、ドイツ兵の葛藤と人間らしさがしっかり描かれているところが良かった。題材はナチス占領下のフランスというホロコーストものでありながら、残虐なシーンは殆どなく、月夜から重くなくて安心した。
ところで南仏の人たちは英語話せるの?
ト書きが見えてくるような、小説をそのまま映像化した感じの、温かい映画だった。

『何か悪い事したの?』と、隠れ、逃げなければならないユダヤ人に、主人公が問いかけるやりとりとモノローグが好きだったな。

私、トレーラーを見て、"アーニャが無事に帰って来れるように奮闘する冒険活劇"みたいなストーリーだと勝手に思ってたので、全然アーニャ出てこなくてびっくりした笑

ノアくんが画面に映る度に、わっ美しっっ!かかかかかわいいー!!きゃっイケメン!!美!!美!!美!!ってなって集中できない。ちょうど声変わりの途中みたいなかすれた感じの声とかまじでたまらんな。
トーマス・クレッチマンさんは、昔から素敵なお顔だけど、お年を召して本当に優しいお顔になられたね…久しぶりに「戦場のピアニスト」観たくなったな…辛いけど…好きなんだ…。
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