Violette

アーニャは、きっと来るのVioletteのレビュー・感想・評価

アーニャは、きっと来る(2020年製作の映画)
-
マイケル・モーバーゴが原作とはいえ、この脚本はないんじゃないか。ドイツ人俳優とフランス人俳優がそれぞれの母語の混ざった英語で話しているのが奇妙で気になって集中できない。ドイツ人同士,フランス人同士も英語...。英語母語の人のために作った映画ということですね。ヤダヤダ。
原作を読んでいるが物語としてはそれほど大きな脚色はなかった。

ただ書き添えたいのは、この手のドイツ以外の欧州各国ではナチスのせいでユダヤ人を迫害していたのでありその国の人たちはユダヤ人を守ろうとしたという「美談」は嘘ではないが、ナチスに占領される前からユダヤ人を集めて東方に送っていた国もあり、フランスもその一つで、欧州がこぞってナチスにすべての悪業を着せて自分たちのしたことを無かったことにしようと必死にプロパガンダを続けていることには吐き気がする。当時のホロコーストについて深く学んだ者としてそこには触れておきたい。
Violette

Violette