えちぜん

なぜ君は総理大臣になれないのかのえちぜんのレビュー・感想・評価

4.3
最初、スマホの小さい画面で観てたので、小川淳也議員を「杉村大蔵?」と思ってたすんまそん( ̄▽ ̄)はっきり言って、全国民がこのドキュメンタリーを見たら、次の選挙からは何かが変わると思う。

キャリア官僚という成功と安定を捨て去って、すごい人ですね。政治家としての見解も、いわゆる「パフォーマンス」の発言でなく、言葉に中身があると感じました。

彼の「政策に100対0なことはなく、51対49など必ず満足しない人が生まれる。勝った方は、残りの49を背負わないといけないのに、勝った側だけで納得している」は、まさに政治を総括しているね( ͡° ͜ʖ ͡°)。

後半の選挙編は辛かった。こんなに選挙って大変なのね。可愛い娘さんまで借り出して。変な話、この苦労するだけで議員報酬あげていいんじゃない?ってほど(笑)。でも、「政治家」じゃなくて「選挙屋」ばかりなのが今の国政。政策より、したたかさ。

誰が見ても、こういう人が政局を担えば国はよくなるのに、とわかる。けれど大概にして権力を握るのは、雰囲気作りが上手い人(外国も含め)。そしてそうさせてしまってるのが、我々国民。正しい人が正しいことをできる組織って、そう多くない。現実って難しい。
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