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ヴァトレニ -クロアチアの炎-
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『ヴァトレニ -クロアチアの炎-』に投稿された感想・評価

2.5
【試合すらできないあの時代】
七つの国境、六つの共和国、五つの民族、四つの言語、三つの宗教、二つの文字、一つの国家と形容されるユーゴスラビア。その複雑さから、混沌を極めていた。特に1980年代後半は、ユーゴスラビアという枠組みから離脱しようと激しい内戦状態となっており、サッカーはその戦場として使われてきた。スタジアムの椅子をひっぺ剥がし、敵対勢力を殴る。試合中にグランドに乱入しゲームを破壊する。選手もスポンサーも啀み合い、警察にすら蹴りを入れる荒れ狂った状況が続いていた。そんなサッカーどころではないユーゴスラビアに所属するクロアチアがいかにしてFIFAワールドカップで3位の成績を上げたのかをこのドキュメンタリーは語る。

かなり感情的なドキュメンタリーなので、前半は「1980年代のユーゴスラビアサッカー事情はヤバい」しか言っておらず、それを肉付けする暴動のフッテージを並べているだけの印象を受けた。そして、いかにしてクロアチアが快挙を成し遂げたのかの説明が、「あの選手がよかった」とか「あの空気感が凄かった」とか感情面ばかりを取り上げており全然論理的でないので、クロアチアサッカーファンのためだけの映画に見えてしまうところがある。

ただ、それでも生涯に2得点しか入れられなかった選手が、このW杯で得点を入れた話や、あれだけ分裂していた気持ちが一つの方向へ進み始めた瞬間の高揚感はサッカー素人でも心躍るものがありました。

尚、クロアチアはその後グループリーグ敗退に敗退し続けるのだが、本作が製作された2018年にW杯ロシア大会で過去最高成績の準優勝を果たしている感動的なエピソードもあり、嫌いにはなれない魂のドキュメンタリーと言えよう。
花梛
3.5
EUフィルムデーズで。
サッカーには詳しくないので全然知らなかった。
結果も凄いのだけど試合会場であんなふうに暴動が起きて、それでもピッチに立ち続けるって凄い。
EUフィルムデーズ2020にてオンライン鑑賞。
次の日に「ビッグ・リトル・ファーム」を観るつもりで、ドキュメンタリーの胃にするために観た作品だったが、これは意外な拾い物。
旧ユーゴ情勢はクストリッツァの「アンダーグラウンド」でちょっと観た程度の知識しかなく、クロアチアの知識はまず魔女宅の舞台のモデル(諸説あり)の町がある程度しかなかった。そしてサッカーが嫌いといういわゆる三重苦状態での鑑賞だったが、このオンライン映画祭の中で一番心に刺さる、紛れもない傑作だった(これ書いてる時点では「リトル・マン」に僅差で抜かれているけど)。

ヴァトレニとは、作中で意味が語られるが「炎の男」という意味。
クロアチアは国の情勢が情勢だけに、「戦火」を大なり小なり知ってる人が、炎という言葉が重さを帯びる。