しゅん

エルのしゅんのレビュー・感想・評価

エル(1952年製作の映画)
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一目惚れストーカー金持ちおじさんが結婚した途端、常軌を逸した嫉妬男、かつ自分が絶対的に被害者で正義であるという正義厨の面が明らかに。それでも周りの男たちは彼を擁護するのだが、神父は少年性癖、執事はレイプ野郎であることが暗示されている。妻の母は夫の言うことを信じるという、女性にとっての地獄状況。しかし、そこから妻はずっと出られない。『アッシャー家の末裔』と『皆殺しの天使』に共通する幽閉のモチーフ。

階段を板で繰り返す叩きつけるとき、アップからロングショットに切り替わると音がやたら甲高くなる。あの繋がりはすごい。妄想被害で妻の友人を殴った時に速攻でカウンター喰らって倒れるところ、笑った。
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