あまのうずめ

セイント・フランシスのあまのうずめのレビュー・感想・評価

セイント・フランシス(2019年製作の映画)
4.1
大学を1年で中退しウエートレスをする34歳のブリジッドは婚活パーティーで26歳のジェイスと知り合い即効関係を持つ。レズカップルのアニーとマヤはマヤが高齢出産をしたこともあり6歳の娘フランシスのナニーを探していた。ブリジッドは学校が始まるまでの夏の間フランシスのナニーとして働くことになる。


▶︎爽やかで優しくて強くてちょっと感動させられる作品。主演のケリー・オサリヴァンが脚本を書きパートナーのアレックス・トンプソンが初監督を勤めた作品。

アニー、マヤ、ブリジッドに女性の体・性・心・考え方・仕事がほぼ込められていて、そこには勿論嫌な面も含んで描かれている。ジェイスに対する態度やアイザックに走ったこと、公園でのやり取りはそうでないと言う人はいても否定出来無い似た部分を皆内包しているはずだ。初脚本映画でここまで書き切れるとは、ケリー・オサリヴァンという新星の登場と思える。

一番大人なのはフランシスだったと言うのも面白い。子役のラモナ・エディス=ウィリアムズの演技や演出にやられてしまった。

これは人生の応援歌だ。
最後はう〜〜!