事故死した彼女を救う為にタイムリープするタクミ・キタムラにリョウ・ヨシザワら主演英勉監督による漫画原作のヤンキー青春バイオレンスアクション実写版第1作。
冴えない設定なのにそれを冴えた役者が演じおまけにかつては可愛い彼女が居たというのは腑に落ちないですが邦画あるある（？）なので大目に見たい所。ブランコに頭をぶつけて倒れるコメディ要素も有れば未来が変わりそうで変わらなかったりと意外とサスペンス要素も有り、ライバルこそ居ても最終的には弱気な自分自身との戦いにもなっている内容は充実。
しかしバイオレンス要素は流血や廊下のガラスを破って転落（地面に叩きつけられる所が観たかった）が有っても泥臭さや醜さよりは格好良さ重視の作風故か想像より大人しめで、武器を持ってても結局殴り合いメインになってしまう所に武器や凶器を使うのは基本ルールに反するらしいヤンキー物の限界を感じてしまうのでした（ヤンキー物全般に言ますがルール尊重するならなんで校則や法律は破るのかというスジの通ってなさや矛盾も気になる）。
個人的にはやっぱり「鉄パイプでお前の頭を砕いてやろうかッ！」「信号無視しろ！突っ込め！」といった名言やパンプスキック＆木製ハンガー攻撃、ハーバード時代に寮が狭いと大学側にブチギレ＆園遊会強行突破で知られる豊田真由子元議員的ルール無用の血管ブチ切れキャラがもっと欲しかったです。
