おさむちゃん

まともじゃないのは君も一緒のおさむちゃんのレビュー・感想・評価

1.1
R25くらいにして若人が観てはいけない映画にして欲しい。

数学の予備校講師と女子高生が
日本の世俗社会に馴染めないが故に馴染もうと奮闘していく話。

冒頭におけるまともじゃないというのは
会話がツーカーにならない、好きって気持ちが分からない等であったが、

後半のまともじゃないというのはいい歳の男が無垢な女の子を誑(たぶら)かしたり、そんな男をよしとする事である。

それを一緒くたにしてまともじゃないと括るのはあまりにも乱暴である。スタローンも真っ青。

映画の内容自体としては何の変哲もないので、ギリギリそこそこ観れるものであった。か…?主演の2人に非はない。
いや、成田凌がモテない役やるファンタジー。

というか成田凌は最初は非モテ丸出しだったのが、
「君が必要なんだ」という言葉を言った途端になんだかモテそうな男に早変わりしてしまったのだ。
なわけあるかい

嫉妬まみれのJKの退屈なトーク(おブス連発)も映画全体の質感も苦手。
プアーな選択が目立つ。

耳触りの良い言葉を集めて、分かるわぁってのが定期的にやってくるが、
手法としてはディズニー映画のピノキオの詐欺師の狐と猫が甘い言葉でロバになる島に連れて行くかのようである。

まともじゃないのは当たり前でそれはそれで全然いいんだけど、若人への倫理観の影響を考えるとこの映画は非常によろしくない。
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