じぇいらふ

DAU. 退行のじぇいらふのレビュー・感想・評価

DAU. 退行(2020年製作の映画)
1.5
よせば良いのに観ちゃいました笑
前作だうナターシャで、試みとしては面白いけど、そんなに付き合い続ける様なシリーズでもなさそう、、、という予想をしつつ、前作が前振りでこれが本番❗️ということで挑戦、、、んー6時間いるかこれ😅⁉️て感じですわ。

前作同様、閉じられた世界で旧ソ連を模した生活をしている人々を、今回も同じく酔いそうな手持ちカメラでまるでいっしょに体験しているように展開する作品なのですが、、、結局のところ、前回同様、議論してるか、お店で酒飲んで乱痴気騒ぎしてるか、生々しいセックスしてるか、、、そういう展開がダラダラ続きます。6時間笑。閉鎖空間で撮ってるから他にやることないんか?って感じ。

終わり辺りに、若手幹部候補?らによる、豚への動物愛護団体からクレームが来そうな展開があるのですが、一番ショッキングなのはそこら辺で、後はホントのラストにほぼそうなりそうだよなーと予測していたような胸くそ悪い展開が待っているのですが、ここは豚ほど酷い場面は見せず、終わったよもういいでしょっていう抑制がかえってなんだかなあという感じです。豚にしろラストにしろ、結局ショッキングなシーンを入れないと終われないから入れた位にしか思えない残念さ。

昨今長時間作品増えてますが、基本、人を何時間も拘束する以上は、絶対になんらかの満足感を与えるべきではないか?それが長時間作品制作の義務では?と言いたくなります。これ章仕立てなので、ドラマ作品として分けても成立しますが、、、それでも観ないなあ。

ダウシリーズまだあるみたいですが、これでもういいやって感じです。自分のモチベーションが退行しました笑。

追記
悪口ばっかりでしたが、面白かったところ。
“ストリップドミノ”(ていう遊びあるんだ笑)ではしゃいでいたのが上司にバレて、責任取らされるシーン。老幹部の実質辞めさせるんだけど表向き円満退社として表彰されたり、一人一人皆んなに向かって反省コメントされたり、なんかいわゆる業界組合の不祥事の解決あるあるみたいで面白かったです。共産主義体制とは怖い組合組織なのね😅