いわぐ

ペルシャン・レッスン 戦場の教室のいわぐのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

コッホは友情を感じてただろうけど、
ジルはその反対で命がけで騙し続けてた

コッホの身の上話を聞いて、どれだけ大変だったとしても今を許せないからどうしようもないし
何万人も地獄に送ってたのは紛れもない事実だし
どうしてナチ党に入ったのか?も、深い理由がないこともリアルできつかった
そんな人たちにみんなは殺されていってるのか

正直コッホは薄々気づいてるのかな?と思ってたけどそうじゃなくて、本当に少しだけ救いだったかも
何万人も送り出してるから、もはや因果応報とかそういう話ではないけど、、、

ジルが名前を覚えてたのは、もちろん単語を覚えてたのもあるけど
忘れられなかったのもあるのかもな って思った
いうなれば
ジルは彼らの名前を利用して生き残って、
彼らは名も無き者としていなくなってるわけだから 罪悪感もあるのかなって、、、、

最後まで誰も救われない話だった


看守側の恋愛とか、ピクニックとか、
血が通った人間なんだよな って再認識した気がする
思想とか時代背景って人をどれだけでも狂わすから恐ろしい
いわぐ

いわぐ