Monsieurおむすび

トラブル・ウィズ・ビーイング・ボーンのMonsieurおむすびのネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

幼女型のラブドールアンドロイドが、娘を亡くした男と過ごす虚構を描いたSF。

娘の人格をインストールし、父親に尽くす健気さも、親子愛から性愛へと変貌を遂げる父親の歪んだ愛情。やがてその意味を果たさなくなるAIの自我と埋められない喪失を抱える人々の哀しみは一体何処へ行くのか?
薄暗さが鮮明に残る映像と立体感があり重く響く音響の不穏感が詩的な雰囲気を演出するが、諸々きわどい歪で難解な作品だった。
非常に攻めていたので嵌る人はいそうだけど、一般公開はなさそう。
Monsieurおむすび

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