さしみ

バレエ: 未来への扉のさしみのレビュー・感想・評価

バレエ: 未来への扉(2020年製作の映画)
4.3
《遅咲きのバレエダンサーには夢の続きがあった》

Netflix、インド映画。
先日鑑賞したドキュメンタリー『コール・ミー・ダンサー』の中でマニーシュ・チャウハンは自身の役を演じる映画の撮影のシーンがありました。
その時の完成した作品です。
マニーシュは本人役ですが名前はニシュ。
スラム街から見出された練習嫌いの天才ダンサー・アシフ役はアチンティア・ボース。
アシフ役の彼は俳優さんなのでバレエの基礎を1から叩き込んでの撮影だったそう。
ドキュメンタリーでは厳しい8割、優しい2割のイェフダ先生がこちらの実話映画ではサウル先生という名前で『眺めのいい部屋』のジュリアン・サンズが演じています。
厳しい(というよりエキセントリック(^^;)9.5割、優しい0.5割でした。苦笑

*  *  *

ストーリーは王道中の王道!
それが良いんです。
ヤバい仕事が収入源の街の不良グループの一員であるアシフの更生物語も同時進行していて、アシフが気になる美人さんも悩みがある様子。
自己を演じたマニーシュもとても生き生き伸び伸びとした演技で「やっぱりこの人観てると心洗われるわーー」と再確認!
才能があるだけではなく幸運な運命に導かれその才能を開花する場所を与えられるサクセスストーリーに惹きつけられました。

大好きだった登山にて昨年お亡くなりになったジュリアン・サンズ氏のご冥福をお祈りします。
さしみ

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