このレビューはネタバレを含みます
個人的には好みの部類です。
でももっとマニアックさやニッチさやクセを出す必要はあったと思います。このような題材ですから。
…
大衆映画のラインをほんの少し超えていますので一般受けをしたりヒットをするかどうかは微妙だなとは思いますけどね。
「前田建設ファンタジー営業部」のようにこのような発想や着想の映画は大切。
映画自体だけではなくて作る為の発想としても大切。
繰り返しますが、
出来上がりを考えると科学的なこだわりやマニアックさやニッチさをもっと追求した作りになっている方が良い。
なぜならば松竹ってそういうこだわりを作る映画会社なので。
加えて…
ヒットするような題材では明確にありませんので。
所々にいろいろなオマージュがあるのは面白いです。
そのオマージュとは映画にこだわらずこれまでに世の中で見られたたくさんの事に対してです。
濱田岳さんの演じられた薬は少し理解ができます。
男女問わずパートナーの元カレや元カノなんて多くの方が嫌いでしょ!?濱田岳さんの役と違って、仮に会ったことがなくともね。
セリフでのギャクで時間を過ごしたりカットやシーンをつなげていくのは良くない。
昭和のギャグの明らかな時代遅れのというのは今の時代には明らか放送コードに引っかかる。とはいえとりあえずそれは置いておくとして…
映画なのだから映像で描く・繋げなければならない。
ディカプリオ出演の「ドント・ルック・バック」が政府の内情を揶揄したアメリカ版だとしたら、こちらは日本版。
ただし日本の政府や政治家を描いているというのは適切ではないのかもしれない。いい方は悪いけど、日本人そのものを揶揄しているとも取れる。少なからず当てはまる気がしてしまうのが悲しい。
ネタバレをいいますと
胸につけてる
マークは流星〜
X X X
光の国から ぼくらのために
来たぞ われらの〜
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これがたぶん結末とオチ。