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大怪獣のあとしまつのIdeonのレビュー・感想・評価

大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)
2.0
 地球上のあらゆる武器が通じない大怪獣が、突如現れた謎の発光体に接触、そのまま倒れて動かなくなった。しかし、硬い表皮に覆われた死体を動かすこともできない。怪獣対策の為組織された特務隊が死体処理を命じられたが…というお話。
 ほぼ時効警察のノリで作られた三木聡監督の大作映画。終始、下ネタとナンセンスギャグの連続なのだが、キャストは大真面目に演じており、ロケハンやセットもそれなりにコストがかかっているように見える。あの手この手で命懸けの死体処理作戦が遂行されるが、全て失敗。さぁ、どう始末を付けるか、というところで、使われたのは禁じ手中の禁じ手、冒頭の発光体というので、嫌な予感がしたが、このオチは反則である。✖️✖️プロからお叱りを受けること必至の結末。こんな脚本をすんなり通してしまうなんて、天下の東映、松竹、何とも懐が深い。
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