よーすけカサブランカス

ドント・ルック・アップのよーすけカサブランカスのレビュー・感想・評価

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)
4.3
「帰ってきたヒトラー」のときもそうだったが、僕は描かれていることは普通に有り得ると思っているので笑うというよりはため息が出っぱなしだった。
女性大統領とその息子は単にメリル・ストリープとジョナ・ヒルの演技に任せて、という感じだったが、なぜかスナック代を騙し取る中将とか、バッシュCEOの誰の目も見ない話し方と力が抜けるような声に変な説得力があったように思う。
個人的にはアリアナ・グランデがちゃんと頭の悪いセレブを演じきっていたのが好感が持てたし、終盤の生歌は普通に感動した。
もはや人類に「アルマゲドン」の再現は不可能で、「渚にて」になるしかないというのが最後の晩餐の場面だったが、家が揺れても会話が続くシーンは印象に残る。
エンドロール後の場面はさすがにやりすぎかなと思う。