よーすけカサブランカス

モーリタニアン 黒塗りの記録のよーすけカサブランカスのレビュー・感想・評価

3.9
911以降の米軍による強化尋問のやばさを描く作品は何個か思い当たるがこれが一番残虐に描いていたのではないか。女性によるレイプは初めて見た。よく生活に戻れたなと思う。
ジョディ・フォスター目当てで見たが、主人公であるスラヒの弁護人は劇中での葛藤が一切なく、生活も一切描かれないのが凄みを感じた。カンバーバッチ演じるスチュアートは同僚がテロで亡くなっていたうえ、敬虔な描写があったが法を重んじる人でよかった。対決の構造ではなく両側から国を追い詰める展開なのは史実とはいえ意外で面白かった。
にしてもオバマも彼を拘留したままにしたのか……