ドント・ルック・アップのジュニャのネタバレレビュー・内容・結末

タイトルの通り、テーマに据えられているのは「ドント・ルック・アップ」の方々だ。
観てる僕らはあんたら死ぬぜ、そのバカが人を巻き込んで世界が滅ぶんだぜ、と笑っているが、本当にブラックコメディで済ませて良いのだろうか？

さすがに僕らが生きる現実はここまでひどくはない(と思いたい)が、例えば致死率も感染力も爆発的に高い変異株がいま現れたとき、一般市民の僕らは何ができるのだろうか？と考えてしまう。

…恐らく、選択肢はないのだろう。食卓を囲みながら平静を装い、涙を堪えながら最期の刻を迎えることしかできないのだ。まるでこの映画の主人公達のように。

反ワクチングループ、目先の欲に溺れる者、そのうちの1人の思い込みが、世界を滅ぼすかもしれない。

コロナ禍において観ることで味わいが増す一本。現実離れしていて、まったくもってくだらない映画だったと笑い飛ばせる日が1日も来ることを願います。