showtime

ドント・ルック・アップのshowtimeのネタバレレビュー・内容・結末

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

科学者2人が巨大隕石である彗星が地球に衝突することを発見するも、その声明が全く通らず、人間の私利私欲に溺れる話。

いわゆる、アメリカンヒーローのストーリーかと思いきや全くそんなことありませんでした。アルマゲンドンみたいな話かと思いきやそうではありません。

人間の心理をかなりリアルに壮大に描いた作品だと思います。それは人間の「愚行」ということ。目の前の私利私欲ばかりに目をやり、自分の権利に目をやり、将来のことは考えないといった選択です。

この映画はその人間の愚行にとことんリアルに描いてみたら?を描いています。
それはラストにも皮肉く描かれています。

以下はネタバレになります!






良かった点として、この愚行を人類が直面した時にどう向き合うか?を具体的にリアルに壮大にしたことはとても良かったと思う。
アメリカは世界で1番だと考えているけれども、我々の力は壮大な上に選択を誤るとこんな結末を迎えてしまうと皮肉している部分も良かったし、本当に人間のクズ具合が良かったです。

その他には最初の人間の衝撃発言や行動に対してのディカプリオの顔の寄りはすごい説得力があった気がしました!
またメディアでの発言の時もメガネがずれるシーンとかもめっちゃ良かったな笑
笑えました笑

余裕で椅子に座って大丈夫!大丈夫と言ってるCEOでしたが、爆弾は全く彗星には刃がたたず、一目散にトイレだと言って逃げるシーンは小学生を観ているようで腹立たしくも笑ってしまいました!

ちょっと悪かった点としては、
こんな長くする必要あったかなと思いました…あと、政府機関のクソ具合を表現するにしてもあのひょうきんな感じとか、差別発言をメディアで平気でする感じは少し理解できなかった…
とにかくみんながひょうきんすぎて流石にこれが現実離れしすぎでよくなかったかなと思いました!
あとは、こんな長くする必要ある?って感じでした…もうちょっとコンパクトにしても良かったのかなと思いました。。。
例えば、1回目の彗星爆発計画を急に戻すシーンとか。あそこまでして、あの1人の男が影響力あるとは思えないし、
お金の出資者が力あるという表現なのかもしれないですが、ちょっとあれはやりすぎでしたね…

あとは、もっと深刻な問題としてトーンとして扱って良かったと思いましたね…
それは画のトーンとかではなく、役者の演技やセリフ周りでしょうか?
そうしたらもっと愚行が目立ったのかなと思いました!

チェケラー
showtime

showtime