古田新太の役がしっかり嫌らしくて、よかった。物事を自分の見たいようにしか見ようとしない人。そんな人が激情の急性期を過ぎて現実と少しずつながら向き合い、空白=空っぽの世界で一歩を踏み出す。
その間、多くの人がただただ苦しむ…正義を振りかざす部外者のほうが罪深いんじゃないかな
身近な人ではなく、名前も知らない人の何気ない言葉が作中唯一誰かを救った気がする。
小さすぎる救いではあるけど、あのシーンがあって本当によかったと感じると同時に、その事が切ない
空白というのは、他者との関わり方が苦手な人がもしかしたら知らないうちに作ってしまっている壁なのではないかと思った