アナスタシア

空白のアナスタシアのレビュー・感想・評価

空白(2021年製作の映画)
3.8
タイトルは「空白」ではなく「父」だと思う。
最後までその空白時間が明かされるのでないかと思っていたが、やはり「父」の話だった。古田さんというオヤジ姿はかなり泣けてきた。皆んな、その人その人の人生があって、交通事故という不幸をきっかけに、感情を露わにできない人達が、感情を露わにする人によって本来の姿に爆発する様が描かれている。自責から次に進む為には、相手に許しをこうことからはじまるが、とても険しく難しい道であることがわかる。