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ミッドサマー ディレクターズカット版のrhumのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

100万年ぶりくらいに向かった映画館。復帰第一弾は「タイトルからして夏至の季節にピッタリの筈、久々の映画にはベストな作品だろう🙂」との考えで見逃してたコレ(ディレクターズカット版)をチョイス。ドキドキしながらスクリーンと向き合ってみると、妙に感情が昂る。場内が暗くなる頃、我が心はまるで、もう失われてしまったかつての故郷に帰ってきたかのような感慨、言わば大きな多幸感で満たされたのだった!あの映画泥棒氏にさえ「おぬし無事だったけー!えがったー!」とか言ってわんわんと泣きながらハグしたくなるほどの多幸感!ぬおー!!!

…というのはさておき。これホラー映画じゃなく、細部に異常に拘ったモンド映画、の皮をかぶったガンギマリ度高めドラッグムービー、であるのに同時に結構パーソナルな匂いのするドラマでもあった。話自体は家族の喪失や恋人との破局で傷ついた精神のセラピーってのが中心なんだろうけど、なんせその治癒が最後、村の儀式と重なって集団絶叫療法っぽく終わるのが最&高。「落ち込んだ時は 1人でモヤるより、周りの人間も含めて大勢でギャースカ泣き叫ぶ方が(所詮は束の間の慰みかも知れないけども)セラピー効果は高そうだ!」という学びを得た。
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