ピッコロ

街の灯のピッコロのレビュー・感想・評価

街の灯(1931年製作の映画)
5.0
明日になれば鳥も歌うよ

もしかしたら・・・。
いや間違いなく今作が、チャップリン🍮の最高傑作のような気がする。
笑って、笑って、時には笑って、最後はちょっとだけ幸せな気分になれたりもして・・・。
ラストシーン、観た人によって解釈が異なるであろう終わり方をする。
人によれば、バッドエンドだったり・・・・。
また、人によればハッピーエンドだったり・・・。

あのあと、どうなるのか?は分からないけど、チャップリンの嬉しそうな笑顔に、たとえ恋は実らなくても、チャップリンは十分幸せなはずだ!

愛する人を想うのは、どんな形であれど、それは愛に違いない。
彼女が幸せだったら、それで良いのだ!!!

ところで、チャップリンは完璧主義者と呼ばれてたらしい。
今作の冒頭、花売り娘との出会いのシーンでは、一年以上にわたって342回ものNGを出したと言う。
そんで、この映画が完成までに534日かかっているが、たった一つの場面だけに368日が費やされているんだとか・・・。

チャップリンが、こだわって、こだわりぬいた出会いのシーン。
確かに、とっても印象的!

チャップリンが、盲目の美女に一目で恋に落ちてしまう。
そこから、色々あって彼女はチャップリンを紳士と勘違いしてしまう。
チャップリンは、彼女の病気を治すために一生懸命頑張るお話。

とーっても切ない恋物語だけど、意外と笑えるシーンが多くてゲラゲラゲラゲラ・ゲラのすけ!!!
めっちゃ完成されてるコントを見てるみたいで楽しい。
一つ、一つ、完璧な設計図があって、それが見事にはまってる!
特に、ボクシングのシーンが最高すぎた!
しかも、チャップリンの裸が見れるオマケつき!
(ムキムキじゃなくて、良かった~!)
審判に隠れてワン・ツー!ワン・ツー!
あのステップ、笑いがとまら~ん!

明日も良い日で、ありますように!!!⭐
ピッコロ

ピッコロ