紫亭京太郎

Swallow/スワロウの紫亭京太郎のレビュー・感想・評価

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)
3.4
人も羨むようなセレブな結婚生活を送るも、夫の家族からは蔑ろにされたハンターは、ある日ビー玉を飲んでみて感じた恍惚から、次々に異物を飲み込んで、充足感を得るようになる。
いわゆる「釣り合わぬは不縁のもと」という単純な構図にとどまらず、生い立ちに隠された事実も遠因に、「異食症」はエスカレート。それに比例して、夫家族によるハンターへの束縛は強くなっていくが、地に足をつけて一歩を踏み出そうとして自分に向き合おうとした彼女に幸あれと願うばかりのエンディングの余韻でようやく一息つけた衝撃作…
紫亭京太郎

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