このレビューはネタバレを含みます
異食症という病気を初めて知る。金持ちのボンボンと結婚したけど満たされないから、ビー玉や画鋲を食べる。全くわからないし、理解できない。レイプ犯の父親の懺悔の言葉を聞き、子供を便所で堕ろす。これが女性の孤独と自立を描いていると言われても全然共感できなかった。
〈あらすじ〉
完璧な夫と結婚してニューヨーク郊外の屋敷で暮らすハンター(ヘイリー・ベネット)は、誰もがうらやむ生活を送っているように見えるが、夫には話を真面目に聞いてもらえず、義父母には蔑ろにされて孤独で息苦しい日々を送っていた。そんな時、ハンターは子供を授かる。待望の第一子を授かり、喜ぶ夫と義父母とは対照的に孤独を深めていく彼女は、ある日、ふとしたことからハンターはガラス玉を飲み込みたいという衝動に駆られる。導かれるまま、ガラス玉を口に入れ、呑み下すハンター。すると、痛みとともに得も言われぬ充足感と快楽を得る。異物を“呑み込む”ことで多幸感に満ちた生活を手に入れたハンターは、次第により危険なものを口にしたいという欲望に取り憑かれていく…。