このレビューはネタバレを含みます
名前に負けず劣らずのゴア描写てんこ盛りのB級映画。
いい意味で狂っており、個人的にはメチャクチャ好きですが、短い時間の中に色々と詰め込まれすぎてて、見てて疲れるかもしれません。
奴隷としてこき使われていた宇宙人が邪悪な宝石の力で超絶パワーアップ!
暴れ回っていたところを捕まり地球に封印されていたが、偶然により超絶性格の悪い女の子ミミにより復活させられる。
そして、特に名前のない彼は「サイコ・ゴアマン」と名付けられるのだった!
パワーの源である宝石をミミが所持していることで彼女の言いなりにならざるを得ないサイコ・ゴアマンことPG。
その戦闘力は絶大で性格も残虐ながら、それ以上にミミがサイコ気味で、シリアス描写の中にシュールかつブラックな展開が続きすぎて笑いが止まらない。
ウケを狙いに行きつつもクドすぎずで、造り手のセンスが抜群すぎる。
PGを始め、元配下の面々や、敵であるテンプル騎士団のデザインやら演出やらが80年代〜90年代の特撮レベルだが、見事に格好いいとダサいのバランスが取れており、これまたセンスが抜群。
最終的には謎のボール遊びからの暴力による愛にて決着という、本当に訳の分からない結末に。
いい感じにおさめてるっぽいけど、全然おさまってねぇぞ。
家族が救われたかわりに銀河は破滅するのでした、めでたしめでたし…じゃねぇんだよなぁ(笑)