安堵霊タラコフスキー

ファイブ・イージー・ピーセスの安堵霊タラコフスキーのレビュー・感想・評価

4.1
ジャック・ニコルソンが初めてアカデミー賞の主演男優賞候補になった記念すべき作品。

話は全然大したことないけれど、仕事や遊びを行うジャック・ニコルソンをドキュメンタリー的にも撮った箇所は中々興味深く、大したことない話も当時の退廃的な雰囲気と合っていて逆に良かった。

どうしようもない男であるジャック・ニコルソンの役も共感を覚えるものがあるが、演じているジャック・ニコルソンがイカすからひどい奴なのに憧れの念すら抱いてしまう。

冒頭の夕暮れ等美しい情景が数々あったのも中々に良かった。

どうでもいいけど唸りながらピアノを弾く主人公の姉、やはり元ネタはグレン・グールドなのかな。