けーはち

ランブル 音楽界を揺るがしたインディアンたちのけーはちのレビュー・感想・評価

3.5
1958年、アメリカ先住民のギタリスト、リンク・レイの曲「Rumble」は、歪んだギターとパワーコードを使い、歌詞なしでもあまりに暴力的として放送禁止に。この曲なくしてはツェッペリンもザ・フーもパンクもメタルも生まれなかった。アメリカ先住民“インディアン”が世界のポピュラー音楽に与えてきた影響、その隠れた歴史に迫るドキュメンタリー。

黒人奴隷や先住民に関する扱い等、アメリカの黒歴史要素が興味深い。有名どころではジミ・ヘンドリックスも先住民の血が入っているなどの豆知識も驚き。先住民の音楽を紹介しつつ、その血をひく、知る人ぞ知る名ミュージシャンたちの紹介を何人か行っていくドキュメンタリー映画としては悪くないが、おそらく冒頭のリンク・レイ1人の人生に突っ込んだ伝記ドラマ映画を作成した方が、面白いんじゃないかな?(着手されているらしい)