大きな出来事は起こらない、2人と周囲の人々の日常を描く原作とドラマだったので、劇場版！？どうなるの？？と思ったけど、映画でもそのペースは崩さず。原作へのリスペクトをとても感じた。
劇場の大画面でいつものように料理シーンがちょいちょい入るの贅沢で笑った。でも音や映像が良いので、いつも何気なくやってる料理がすごく尊いもののように思えて、日頃の労を労うとともに、これからも頑張ろうと思えた。ケンジみたいに毎回料理にコメントやリアクションくれる人なら頑張っちゃうだろうな。りんごのキャラメル煮トーストの破壊力凄まじかった。
同性婚の制度は近いうちに実現して欲しいと改めて思った。こんなふうに想いあってそばにいる2人が、同性カップルってだけで親に卒倒されたり、その人はずっとそばにいてくれる人なの？と聞かれたりするのは切ない。異性で結婚しても離婚することだって普通にあるのにねー。
手を合わせていただきますをする、話がしたいときにはお茶をいれる、みたいな2人の生活の何気ないルールみたいなものが心地よかった。
予告がすごくよかったので、スピッツの曲が劇中でバーン！と流れるかと思ったけど、ドラマ主題歌の方がかかって懐かしい気持ち。スピッツの曲の歌詞が良くてじんわり。
