このレビューはネタバレを含みます
西島秀俊さん演じる雇われ弁護士の筧史朗(シロさん)と、内野聖陽さん演じる恋人で美容師の矢吹賢二(ケンジ)がハマり役すぎる!
そして感情表現豊かなケンジがかわいい。冷静なシロさんとの掛け合いが面白くて、ついクスッと笑ってしまう。
相手の両親のことで悩んだり、相手の様子が最近変だな、どうしたんだろう?どこか悪いのかな?と心配したり、この先ずっと一緒にいてくれるのかな?と不安になったりするのは、同性も異性も変わらないね。
この2人が若いカップルではないからこそ、台詞に深みがあるのかなと思う。
近所のおうちに子どもが生まれると聞いて「子ども生むのってそんなに大事?」と荒ぶるジルベールに対して、
「誰かのうれしいことってのは、やっぱうれしいじゃない。」と言うケンジ。
そうだよなあ。
たまに見せるシロさんのデレにキュンとする。
家業の美容室を継がないかと言われた話をしたときの「そうなったら俺も引っ越さなきゃいけないし」とか、
ケンジがどこか悪いのではと心配したときの「お前を失うかと思ったらすごく怖かった」とか。
いやーーーこの2人をずっと見ていたい。
ラスト、手を重ねて花吹雪を見上げるシーンはほのぼの。
「おはよう」と言い合ったり、
綺麗なものを一緒に見たり、
誰かのためにご飯を作ったりコーヒーを淹れてあげたり、
そんなふうに誰かと一緒に生きることって良いなぁ。