まも

マッド・ハウスのまものレビュー・感想・評価

マッド・ハウス(2019年製作の映画)
4.0
ゲイン効果というのがある。

会社の研修なんかで、トレーナーに強い圧力をかけ続けられ、やがてそれから解放されることで成果を実感するというようなトレーニングがある。

まるでアレだ。

ボクはああいうのが大嫌いだ。

そのような研修に費やした金や時間が報われるようにと、まるで自己防衛本能的に「研修には価値があった」と自分自身に言い聞かせる。そのような想像力を欠いた惨めな慰めだとボクは思う。

そして、そのような想像力のない無能な人間に対し、トレーナーはビジネスを成立させる。まったくボロい商売だ。

本作はまるでそのような社会を風刺したような作品だ、というのが感想だ。

そういう意味で良い評価を。

人と人とが騙し合い、私利私欲を満たすためにそれを誤魔化し合って過ごしていく。

トレーニーを罵倒するマナー講師?トレーナーのマナーは?
笑えはするが、大切な人がそんなビジネスの的になるのはボクは御免だ。
まも

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