しん

護られなかった者たちへのしんのネタバレレビュー・内容・結末

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

こういうの作品を点数付けるのは気が引ける部分もあるが、個人的には後半で整合性が取れていないように感じた。
疑問に思ったのが、震災とはいえあれぐらいの関係性で2人も殺してしまうほど恨みを持ち続けるかという疑問。
しかも生活保護の取り扱いをしている方の立場でその苦労を知っているはずの人間があれほどまで憎しみを持ち続けるのかピンとこない。
女性1人にあの反抗を出来るのかもリアリティにかける。
佐藤健も幹ちゃんをどの時点で犯人と思っていたのか分かりづらい。
最後に殺すのを止めるように言っているが、そこで説得するならもっと前から説得しとけよ。
震災に生活保護を絡めて問題点を炙り出そうとしているように見えるが、憎むべき立場の人間もそれなりに主張を抱えているということを見せてもいるため、被疑者、被害者という善悪と問題の本質の善悪がずれてしまい着地点がぼやけている印象。
しん

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