サスペンス、ミステリー要素を期待してみるとあんまりだろうけど、どちらかというとドキュメンタリーとかヒューマンドラマ的な面白さがある映画。
実際に本当に必要な人ほどセーフティネットワークにアクセスできない的な話は色々なところで聞くよね。
映画の最後のFBの独白がこの映画の主張だろう。
「誰を恨んでいいのかわからない。」
という感情の行き場が、最終的にババを引いた人や組織に向かうという話は現実で起きた災害でもよくある話なので、そういう意味でもなんとも言えない見応えがあった。
社会派映画的観点としては良作だったと思う。
サスペンスとしては硬派な火サスって感じ。