ようやっと日本で観れるようになったので、広島の平和記念公園にも行ったりしてから見た。
が、賞も総なめしてたりして期待が大きかった分、ぶっちゃけそんなに面白いとは思えなかった。
なんというか、よくあるドキュメンタリー映画って感じの印象だった。
おっさんがひたすら喋ってるだけの3時間はちと長い.....
まあでもそれだけなら普通に良作評価なんだが、映画あるあるの時間軸をシャッフルして徐々に収束させていく手法で話が進むんで、予備知識なしで見ると初見だと消化不良な部分が多かったのも残念だった。
それもここでいう予備知識っていうのが、マンハッタン計画とか原爆水爆に関する部分というよりも、レッドパージやそれに付随する政治闘争的な部分で、そこに多くの時間が割かれてて、そういう意味でも期待していた内容とは少し違った感があった。
不倫セックスの部分もわざわざヌード見せた意図とかはよくわからなかった。あれがなきゃR15じゃなかったろうし、必要性が謎。
映画見た後にネットでググって一通りお勉強したけど、それこそWikipediaをおしゃれに映画化してみましたって感じの印象しか持てず、メッセージ的なものも今更感を感じた。
まあ、確かにアカデミー賞サイドは好きそうな映画だった。
ただ別に日本軽視とかそういうのは感じなかったし、なんかそもそもその辺主題の映画じゃない気がした。
気持ちを切り替えて、オッペンハイマーおじさんの人生ドキュメンタリーとして見れたらもっと面白かったんだろうなと思いつつも、日本人としてなかなかそういう見方も出来ないし.....
そういう意味でも、今後も自分の中ではあんまり評価の上がりようがなさそうな映画だった。。