しんた

護られなかった者たちへのしんたのネタバレレビュー・内容・結末

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

東日本大震災を機に起こってしまった悲劇の物語


かなり考えさせられる物語となっていました。
最後の最後まで誰が100%悪いのか、、一体どこにその悪さの根源があるのか、、わからなかったです。
きっと、答えというものはないし、このような問題は今後もずっと付きまとうでしょう。 

生活保護は全国民に与えられている権利ではありますが、そこに厳しい条件や審査があるのは仕方ないことです。
それに伴うスティグマは拭うことはできないし、生活保護を受け取れずに映画のように餓死
してしまう事件は日本で発生しています。

殺人をしてしまった円山幹子が悪いし、どのような弁明も意味をなさないような気がします。
しかし、単にそれで片付けてしまっても意味がなく、生活保護課の人達にもある程度責任があり、絶対にあのような展開よりも良い展開に進めたはずです。

この映画はただの空想上の話ではなく、もっとリアルに、現実的に考えることが必要だと思いました。
しんた

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