おんちゃん

護られなかった者たちへのおんちゃんのレビュー・感想・評価

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)
4.0
「助けを求める時は大きな声で…」

✼感想✼

最初、この映画の予告を見た時は
もっとサスペンス要素満載の
作品かと思って見始めたのですが、
思った以上に現代の“生活保護”という
問題点に焦点を置いた作品であり、
どの登場人物も決して悪い人はいないのに
立場がや見え方が違うだけで
ここまで悪者に見えてしまうのだと
感じされられました。
生活保護を求めてる人は全員が全員
本当に生活が困ってる人だけではなく
不正受給をしている人もいて、
その結果、本当に困ってる人には届かない。
また生活保護を受けるにも様々な問題点が
生じており、また受け取る人にも
プライドがあり決して他人に迷惑をかけてまで
生きたくないという考え方もいると知り、
その考え方は自分には無かったので、
“生活保護”というものに対して、
より勉強になった作品でした。

✵あらすじ✵

東日本大震災から10年目の仙台で
全身を縛られたまま放置され
“餓死”させられるという不可解な殺人事件が
相次いで発生。被害者はいずれも、
誰もが慕う人格者だった。
捜査線上に浮かび上がったのは、
別の事件で服役し、刑期を終え
出所したはがりの“利根”(佐藤健)という男。
刑事の“笘篠”(阿部寛)は、
殺された2人の被害者から、
共通項を見つけ出し利根を追い詰めていくが、
決定的な証拠がつかめないまま、
第3の事件が起きようとしていた--

✣参考サイト✣

https://movies.shochiku.co.jp/mamorare/index.html
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