観る前には全く予想もしないような話の運びなのは間違いないけど、思い返せばめちゃくちゃ細やかな描写の積み重ねが確かにあって、じんわりと来るものがある。
字幕には表現されてないけど、英語における動物の代名詞he/she(豚はshe)がまた別の意味合いを帯びて響いてくる巧妙さ。
ラストシークエンス(特に長回しのカット)が物語の閉じ方として抜群に美しい。
ブルーススプリングスティーンを聴きながら空を仰ぐ彼は、あまりに大きい2度目の喪失にどう向き合うのか。
てか何がリベンジスリラーやねん。ふざけんな。配給仕事しろ。