まず単純に、ジェシーアイゼンバーグが好きです。
ナチスドイツのことや戦争に詳しいかと言われると、そうではない人間の感想。
ただ、今までそれなりに戦争をテーマにした映画は見てきてるとは思う。
ちなみに、フルメタルジャケットが好きです。
マルセル・マルソーについての知識もそんなに無い。
そんな人間の感想としては、とても感情移入できる戦争映画でした。
一番悲しかったのは、電車でのナチ将校とマルソーの対峙シーン。
娘の話をする将校が、めちゃくちゃ幸せそうな顔をするんですよね。
同じような感覚も持ってる、人間同士がここまで歪み合うのが戦争なのかと、絶望しました。
全体的にかなり緊迫感もある。安心して観れる日常シーンとのメリハリもよくて、いい感じに感情を揺さぶられます。
最後のマイムはかなり難しいところだと思う。映画では描かずに、観客が各々「本物のマルソー」を観ることで完結するというのもよかったかも、と思う。
序盤は少し急ピッチで感動的な流れに持っていきすぎ感はある。
戦時中を疑似体験したような没入感があった。
脚本 9
演出 8
映像 10
俳優 10
好み 9