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犯罪王ディリンジャーのiiのレビュー・感想・評価

犯罪王ディリンジャー(1945年製作の映画)
5.0
最高のB級映画は即ち最高の映画になりうるのです、本来映画とは娯楽です。楽しくなければテレビじゃないじゃん とは80年のフジテレビの標語ですが、本来映画もそうであっていいのじゃないか、それを社会背景や事件や柵や増悪や苦しみの果てなど描き出す昨今、本来映画は娯楽では?
芸術とビジネスの狭間で揺れる映画、この映画こそ真実。人に弾が貫通するところを映さなくても、銃を持った奴の引き、顔のアップに鳴る銃声、そしてランチョンマットを引きずるように机から崩れ落ちる対峙していた男、それだけでアクションは伝わる!
もっと想像、人の想像力を信じよう、SNSで騙されている諸君、もっと想像力を働かせねば!そのためには映画を観ねばならん!映画は虚構であると同時に現実を映し出す鏡でもある。虚像は叩けないけども映画内においての鏡は真実に映える。
兎に角云いたいことはこの映画は最高のクライムアクション元祖B級低予算、即ち人間の発想力が成し得た、人間の想像力を信じた古き良き時代の産物。
つまりは最高の映画なんです
次世代になめられんためには、今の人たちが想像力を相互に信じなければ。共通の理解で映画における編集は補完され得る。
文系減らしてる場合ではないのでは国。懐古主義だけども、古きを知って新しきに生かす、そうしていきたいと思う
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