“ロシアのタランティーノ”と称される気鋭監督、キリル・ソコロフによるバイオレンスコメディ。
父に復讐心を抱く娘オーリャ、彼女から父親殺しを依頼された青年マトヴェイ、悪徳警官であるオーリャの父アンドレイ、同僚刑事のエヴゲーニチ、それぞれの殺意と人間模様が交錯し、やがて血みどろの死闘へと発展していく。
これはハマった!(〃▽〃)♪
何が好きかって、容赦ないバイオレンスとゴア描写をシュールな劇伴でオブラートし、コミカルに見せてしまうセンスとアンバランスさ。控えめに言って最高♡スカ、ワルツ、ユーロビート調にウエスタン…などバラエティ豊か。サントラ欲しいなぁ。
父殺害依頼の真相は正直くだらないのですが(笑)”誰が悪なのか”読めない展開と、現在と過去が巧く織り交ぜられていて、趣向を凝らしたプロットながら分かりやすいのもイイ。
サラミを丸かじりするワイルドダディ。。ハンマーで襲いかかって来るマトヴェイが怖かった…って、ドリルで応戦するアンタのが怖いわ!w
アンドレイとマトヴェイの異常なタフネスさに、タイトルの意味にも納得。普通なら死んでる;
浴槽の排水溝に落ちたヘアピンを舌で舐め取るシーンには「オェ…」不可避( ´ཫ` )
監督の次回作に期待!⭐︎