mさん

カーズ2のmさんのネタバレレビュー・内容・結末

カーズ2(2011年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます



前作と引き続いて車を擬人化したことによる物語がしっかりとできてた。前作は車に命が宿ったことにより、寂れてしまったルートに取り残された車たちの「寂しい」という感情が車ならではの問題で描けていた。今回は生まれ持って不良車や故障車として生産されてしまった車たちの「悔しさ」が車ならではの問題で描いてる。だからこの物語に必然性が生まれるし、見てる観客も気持ちが離れない。

前作はマックイーンで今回はメーターが主役で前作のマックイーンは成長していってるけど、今回のメーターは欠点を受け入れたり、ありのままでいるという方向で話が進むので面白かった。ただレース中に別の人と話して、それを悪いことだと認識してない頭の抜けっぷりは面白いけど、そのままでいいよとは流石にならない気がする。マックイーンがどうして許したのかちょっと謎だった。スパイ活動も運が良かったり、助けられてばっかりでイマイチメーターがなぜありのままでいいのかが伝わらなかった。


世界観というかリアリティラインもずいぶん変わってスパイカーが空を飛んだりしてる。それ自体はいいけど、メーターがレースに最後参加したり
ロケットエンジンを積んで爆走したりして一歳お咎めなしの世界になってるのが変だと思った。前作で出てたあのラジエイタースプリングスのパトカーはなにをやってるんだと思った。
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