オーウェン

カポネのオーウェンのレビュー・感想・評価

カポネ(2020年製作の映画)
2.3
アル・カポネは幾度も映画化されてきたので違うアプローチが必要とばかりに、刑務所から服役して出てきた晩年のカポネを描く。

もはや覇気も失せており、梅毒のため幻覚に終始悩まされる日々。
それをFBIが演技とみなしており、隠した大金をどこかと責めたてる。

カポネの違う面が見られると思っていたが、ほとんどイメージ通りな人物像であり、幻想シーンが思ったよりも長い。
そんなに長引かせる必要が見当たらないし、それによって間延びするシーンがかなり多い。

演じるトム・ハーディは流石だけど、ほとんど動かないキャラになっているので、これでは起用そのものが勿体ない印象。

これならギャングをやっていた全盛期を見せてほしかった。
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