ちょなん

ビックシティのちょなんのネタバレレビュー・内容・結末

ビックシティ(2016年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

ヱビスキネマ vol.103「SSFF & ASIA 2020開催記念 ショートフィルムを2度みる会」でオンライン鑑賞。
場のテーマは「ソーシャルディスタンス(人との距離感)」。

1度目の鑑賞では、クリスの行動に振り回されるビジェイが印象的だった。
ケバブを盗み、ガソリンスタンドで生卵を盗み、タクシー客いない振りゲーム、そして逃走。
クリスは逃げたんじゃなくて、家にお金を取りに行ったんじゃないか?という声が出ていた。

2度目の鑑賞では、クリスの立ち振る舞いは大きく変わらないが、ビジェイの方からクリスに歩み寄っているのが印象的だった。
シク教のビジェイとオーストラリア人?のクリスがすぐに打ち解けている寛容さは素敵。
マイノリティがテーマのシドニービエンナーレに触れたばかりなので、オーストラリアの多様性と寛容さを感じる。

ラストシーンのビジェイがかなしい・・・。

「人との距離感」という点では、シク教とオーストラリア人と異文化の関係でも、
行動や生活を共にする中で、価値観を通じ合わせて距離を縮めることができるんじゃないかと思った。
ちょなん

ちょなん