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ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれからのtottsunのレビュー・感想・評価

3.8
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「ハーフ・オブ・イット 面白いのはこれから」
スクワハミッシュという田舎町。高校生のエリーはその内向的な性格故に周囲と馴染めずにいた。エリーは頭脳明晰であったため、同級生の宿題を代行することで小遣い稼ぎをしていた。そんなある日、エリーはアメフト部に所属するポールから「アスターに送るラブレターを代筆してくれ」と頼み込まれた。
この作品はなーんも知らない状態で見たほうが面白いかな。
まずレビュー見ようとしてる方はそのまま閉じてNetflix開いてください。
最近自分でも驚くほど恋愛に関する作品鑑賞してる。
けど…見れば見るほど恋愛の正解なんてわからないし、人間の気持ちなんて一過性だったり、急に方向転換するもんだから面白いのかな。
合間合間に哲学的な格言が挟まれたり、本や映画を引用したシーンもあったりして文学的な作品だなぁと思った。
それだけでなく、田舎町の景色や温泉、彼らがやり取りする絵などどこか詩的な雰囲気をまとっていた。
ポールは本当に分かりやすいほどのまっすぐ、単純な男子だから…エリーのより詩的なやり取りが際立ったのだと思う。
スマホのやり取りとか、卓球での言葉のラリー練習よかったな。
無神論者は孤独…確かにそうなのかも。
個人的には恋愛感情とまでは言わなくても、性別や年齢関係なく憧れの存在ってみんないると思う。
手を繋ぎたい、キスをしたい、結婚したい…ってだけではない、もっと複雑な感情。好きって気持ちとか愛って単純じゃないから…
そういう人間らしい部分も見えて、やっぱり詩的だったな。
私的には☆☆☆.8かな。
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