予告編を観たときから気になっていて、ついに観賞。良かった。
噂が簡単に広まるような、一部の人が力を持っているような小さい世界で、迷いながら生きている人たちの物語。
人はみんな同じじゃない。だからこそ、自分が周りと違っていても当然なのに、どうしても感じてしまう孤独。理解者を見つけることの難しさ。
周りに流され、染まってしまう方が簡単だから、どうしてもその道を選びたくなるのも、すごくわかる気がした。
主人公が文章上手という設定にしているからか、言葉を大切にしている作品だと思った。どのセリフも素敵で、何度でも観たくなるようなあたたかさ。
エリー、ポール、アスター、どの人に感情移入するかは人それぞれだと思うし、この作品に対する気持ちも人によって違うと思うので、いろんな人の感想を聞いてみたいなと思った。
最後に私が好きだったセリフをふたつ。
「信じられるものを見つけてね。」
「夜は人を苦しめ混乱させるから、私たちは道に迷う。導いてもらうために。」