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銃2020のカーネルのレビュー・感想・評価

銃2020(2020年製作の映画)
2.5
中村文則の原作と村上虹郎主演映画『銃』を経ての今作品鑑賞です。
何故、前作と同じ監督とプロデューサーで2020として新しく撮ったのだろうかと不思議でした。脚本に中村文則本人が加わったとは言え………。
要は中村文則が発想新たなオリジナルを原案として脚本も手がけた、ということでリメイクとかリベンジ(一部そんな記事も見たw)ではないのでした。
村上虹郎が西川トオルとして1シーン出てます。なかなか見つけるの大変ですよ〜
前作メンバーとしてリリーフランキーはバッチリ出てました。

正直、出来は前作と格段に違うものでした。
主人公を女に置き換えたからという問題ではなく、銃を拾ってからの日々の 心情が、汚部屋に住む不安定な女、東子とその母によって少々不快に感じました。前作で村上虹郎が演じた西川に、ある種崇高なものを勝手に感じていた私には残念でありました。(作家本人が脚本に加わっているので外野が文句言うのも変なのかもしれませんが)

あれだけ不安定で訳の分からない言動であった東子が終盤、酒向芳演じる男と少女を目の前にして、やたら真っ当なことを言い出して、逆にガッカリしたのは私だけじゃないのでは?


加藤雅也演じる男の存在の不思議さ。
佐藤浩市演じる男の方向定らずの欲望。
吹越満演じる刑事の半端な小悪党ぶり。
ここら辺がいい意味で引っかかりました。
宇野祥平、岡山天音、山中崇、
内田慈、片山萌美、他、とにかく
誰得?我得!でした〜
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