オザキ

TITANE/チタンのオザキのレビュー・感想・評価

TITANE/チタン(2021年製作の映画)
3.7
狂乱と混迷のステージへ🔥

こんな訳の分からない映画が
「訳分からなくて最高!!」
と評価されてパルム・ドールまで獲得しちゃうのもはや怪奇現象では

<感想まとめ>
芸術性にステータス全フリといった感じで、センセーショナルな映像と音楽が人間の感性を爆撃してくる。ただ、人類には早すぎた感ある。

☆良かった点
①オープニング
…まさに「度肝を抜かれる」という表現がしっくりくる。今まで映画を見ていて、こんなに驚愕した瞬間は数えるくらいかも。映像で魅せるとは正にこのことか!

②ストーリー
…先の読めなさはピカイチ。1寸先が見えな過ぎて、もはや物語が進んでいくのが怖いまである。

③音楽
…薬キメてるみたいで好き❤️ 殺害シーンで音曇らせる演出も最高。

④演技
…特に主演の人、バケモン。

☆微妙に思った点
①難解
…ジェンダーとかセクシュアリティ等の深いメッセージ性は解説読まんと全くわからん…。自分の読解力のなさに涙が出てくる😭

②感情移入するキャラがいない
…終始、理解が追いつかない展開が続くのでキャラクターを好きになる暇がないし、特に感動とかするタイプの映画ではない。

③「もう一度見たい!」とはならない
オザキ

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